DaVinci Resolveぶっつけ本番レポ

【即急】DaVinci Resolveぶっつけ本番レポート

ばくりんです。というわけで、もう時間がない。

明日納品の作品を使ったことのないDaVinci Resolveでカラーグレーティングしてみる。

手順だけ追っていく。

 

Final Cut Pro X(以下FCPX)で編集した編集データをXMLで出力。

DaVinci Resolveに読み込む。

要はタイムラインを共有しているみたいな状態。

楽。

FCPXで手振れ補正・テロップにつけたアニメーションは無効化された。

DaVinci Resolveでグレーティング終了後、今度はFCPXにXML出力してかけ直した。

途中データを移動してしまいリンク切れになっていたが、

選択したクリップを再リンクを選択して、

全選択して移動先のフォルダーを指定したら全部復活。

楽。

 

タイムラインは特にいじることはなかったが、

特別難しそうではない。いたって普通。

トランジションをみたら、EDIUSに入ってるものに近い、

業務向けの普通のものがメイン。

 

肝心のカラーグレーティング。

ノードに表示されているクリップを右クリックして、

3D LUT → Film Looksから適当…適切に選択。

眠めの映像を目指していたので、きつい場合は

左下のカラーホイールのさらに下にある

コントラスト、ピボット、彩度で調整。

なんとなくゲインとかも回してみる。

急ぎの作業だったので他は全く触らず。

 

日頃グレーティングソフトは、

Magic Bullet Looks(マジックブリットって読むのか。バレッドだと思ってた)

を使っている。

Magic Bullet Looksは、

カラーテンプレートが何種類もあって

その中からこれだというものを選んで

あとは自分で調整していい感じにするが、

DaVinci Resolveはそういうのはない。

完全に手動。お遊びじゃない。

...それだとMagic Bullet Looksに失礼か。

簡単にカラーグレーティングするなら

Magic Bullet Looksのほうが楽。

 

しかしMagic Bullet Looksの弱点として

カラーグレーティングしているときは

動画を再生できない仕様だ。

常に色を確認しながら作業したい人は

DaVinci Resolveをおすすめする。

 

またMagic Bullet Looks単体では編集はできない。

 Magic Bullet Looksが使える編集ソフトが必要となる。

 

あと、製品版のMagic Bullet Looks、5万円。

デモ版もあるが、やや非力。

しかしちょっと遊びで使うのに5万円は出せないという人は

DaVinci Resolveを使ってみて、

難しいなら、デモ版を使うという手順を踏んだ方がいい。

ちなみにDaVinci Resolveも製品版は10万円。

しかし有料のみの機能に同じプロジェクトを

複数人で同時に作業をするというものがあり夢がある。

 

DaVinci Resolveの弱点として、

パソコンのスペックが低いと勝手にソフトが終了する。

MacBookProの内蔵グラフィックスモデルでも落ちた。

自分はMacBookProを改造してGTX Titan Xを無理やり外付けしたから

なんとかDaVinci Resolve動いたが、

4K30fpsや1080p60fpsの素材を再生するとかなりフレームレートが落ちる。

改造してあるとはいえ、MacBookPro。

CPUはi7といえど所詮ノートパソコンのものなのでこれは仕方ない。

帯域の問題もありGTX Titan Xも100パーセントの力を発揮できているわけでもない。

 

DaVinci Resolveの推奨環境が確かグラボ2枚挿し、だった気がする。

無料版ではデュアルGPUレンダリング等はできないが、ノルマはグラボ2枚挿し。

モンスターマシンじゃないと1080p60fps以上の編集はキツイと感じる。

買うなら時代遅れのMacProよりもWindowsで組む方をオススメする。

 

そんなこんなしているうちにグレーティングが終わって、書き出し。

序盤、DaVinci Resolveに読み込んだ際に消えたFCPXのエフェクトを

もう一度かけたいため今度はDaVinci ResolveでXML出力。

DaVinci Resolveでの出力は問題なかった。

 

しかし、FCPXにXMLを読み込み、エフェクトをかけ、いざ出力。

 

できない。

???

静止画出力もできない。

詰んだ。

 

投げてから数時間後、なんとなく新規でプロジェクトファイルを作り、

そちらにDaVinci Resolveから書き出したタイムラインにあるクリップを

全選択、コピー、ペースとしたら、

 

タイムラインのクリップ同士の間にわずかなギャップが発生していた。

これを全て消して、出力したらあっさり成功。

なんだったんだ???

 

というわけでとりあえず納品できました〜。

DaVinci Resolveでしたが、まさかこんなに簡単にいくとは。

まぁまだ始めたばかりなのでこれからもっと勉強してどんどん使っていきたいと思います。

気になったことがあれば聞いてもらえると調べます。

今回は以上です。ではまたノシ ばくりん